はてしない物語より 〜ファンタージエン国の危機〜 その1

雪豹

2008年6月29日 22:17

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ハウレの森は真夜中だった。
と、かすかな光の塊が木々の間をジグザグにかすめてとび、ここ、あそこで、
ふるえながら止まったかと思うと、枝の上に舞い上がり、すぐまた先を急いでいった。
この光を放つ玉は手まりほどの大きさで、高くはねてはときどき地面にふれ、
またふわりと浮き上がった。だが、まりではなかった。
それは鬼火(おにび)だった。惑わし火ともいわれる鬼火が、道に迷ってしまったのだ。
惑わされた惑わし火というわけだ。そんなことはファンタージエン国でさえ、ずいぶん珍しいことで、
ふつうなら、他の者を惑わして道を迷わせるのこそ鬼火だった。
丸い光の中に、小さくてとてもすばしこいものの姿が見えた。それが力の限りとんだり走ったりしているのだ。
男でも女でもない。そういう区別は鬼火族にはなかった。
右手に持った小さな白い旗が後ろへはためいていた。何かの使節か代表者なのだろう。
鬼火は信じられないほど器用で身が軽いので、暗闇の中で高くとびあがっても、
木の幹にぶつかる危険はない。とびはねる途中で方向を変えることさえできた。
だからジグザグのコースをとることになるわけだが、そうしながらもずっと一定の方向をさして進んでいた。

参考文献「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ作 上田真而子/佐藤真理子訳 岩波書店



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<おわび>
作品中に出て来る「ファンタジーエン国」は「ファンタージエン国」が
正しい表記でしたので、ここに訂正いたします。
ミライさん、ご指摘誠にありがとうございました。m(_ _)m

Posted by 雪豹 | 2008年6月29日 22:18

挨拶遅れてすいません!はじめまして、宜しくお願いします!
ほぉ~、丁寧な説明ありがとうございます!(*^v^*)ノ
今度、参考に試してみます☆
「うごテク」検索ですかぁ、時間のある時、じっくり
見てみようと思います!
貴重なアドバイスありがとうございます!

Posted by noaakira | 2008年6月20日 10:48

>noaakiraさん
初めましてー!コメントありがとうございます (^▽^)/
この動きは難しくないんですよ〜。
今見えている絵は描画ツールで描いてあります。動いて見える部分は
消しゴムツールを使って描いて(消して)おきます。
それで背景にも同じ色を塗っておくと、重ねた時に消した部分が
見えなくなります。あとは背景と描画の間に薄茶で描いたアイテムを動かして置いておく訳です。
時間がある時に「うごテク」で検索してみるといいですよ!
たくさんの面白テクニックがあって、勉強になります!

Posted by 雪豹 | 2008年6月20日 10:35

色合いといい、動きといい、綺麗です!
こんな動きどうやって作っているのか、
不思議です!
とてもファンタジーな素敵で面白い作品ですね(*^v^*)

Posted by noaakira | 2008年6月19日 17:09

>そ〜てぃさん
鬼火クンはなにせ小さいものですから(笑)、
結局こんな表現に行き着きました。
それにしても、こんなペースで細かく描いていったら、
いったい、いつ完成するやら… (^_^;)
著作権的にはどこまで大丈夫なんでしょうねぇ…ちょっと心配。

Posted by 雪豹 | 2008年6月15日 23:06

>侍味さん
ファンタジーの世界を楽しんでいただけましたでしょうか?
これからも、頑張って描きますので見守っていて下さいね〜♪

Posted by 雪豹 | 2008年6月15日 23:00

鬼火の表現がユニークですね。
移り行く様子がホントに自然に感じます。

もしかして、原作を読まなくても、こちらの作品で十分堪能できちゃいそうですね!

Posted by そ~てぃ | 2008年6月15日 21:42

すてき…うっとりです…(≡¬≡)

Posted by 侍味 | 2008年6月15日 02:54

>hachiQさん
本の中の世界については2色で描いてみようかなと
思っております。
原作では文字の色を分けて表現していたので
それを参考にしました。(=v=)ムフフ

Posted by 雪豹 | 2008年6月14日 23:44

>粋楽来仁さん
ありがとうございます♪
「現実の世界」と「本の中の世界」を描き分ける為に
こんな演出をしております〜 (^_^)>

Posted by 雪豹 | 2008年6月14日 23:38

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